![眠庵](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/04/a39330df4d24b223ace8e0002bc6318a_7d954d6b5a12ec9cc2158c5980e8f04a-1024x768.jpg)
神田の蕎麦ツウの大人の隠れ家
本日は神田に来ています。
今夜もいつもの様に美味しい蕎麦屋酒を楽しみたいと思い、JR 神田駅より徒歩5分ほどの【眠庵】さんにお邪魔させて頂きました。
神田といえば当ブログでもご紹介させて頂いている【神田まつや】さんや、 【かんだやぶそば】さんなど、そうそうたる老舗が並ぶ、有名なお蕎麦屋さんが並ぶ街ですよね。
そうした神田の街の中でも、蕎麦ツウの大人の隠れ家として知られる【眠庵】さんは、ビルとビルとの隙間の人がなんとかすれ違える程度の、一見民家へと続くと思わせる小路の奥にあります。
![眠庵](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/04/a3b9acb325f52534ac5174392a7223b7_dd98bd86b357c1519c583ad4f3724124-1024x768.jpg)
初めての方はこの奥に進んでもいいものなのかと迷ってしまうと思いますが、勇気を出して中へ進んでくださいね。
小路を進んでいくと、昭和の残り香漂う古民家の玄関につくので、靴を脱いでお店へお邪魔させていただきます。
古き良き昭和の香りが漂う店内は、テーブル3卓、カウンター4席のみの小体でありながら、シックでおしゃれな和モダンな空間となっています。
さぁ、今宵も蕎麦屋酒を始めます
蕎麦打ちから酒の肴つくり、そして提供まで一人で切り盛りされている、店主の柳澤さんに一番奥の二人掛け用のテーブル席へと案内して頂き、まずはいつもの様にビールをお願いさせて頂きます。
ハートランドの中瓶からグラスにビールを注ぎ、グビっと一口のどを潤しながら、今宵の蕎麦屋酒のお供にと、酒肴のメニューを眺めます。
どれもとても魅力的な品々が並ぶメニューの中から、
![セロリの浅漬け](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/04/8c77ffdde8bab3fce4f1909892dc75c7_7485f145728baca841154c05a91bb660-1024x768.jpg)
あっさりと爽やかなセロリの苦みとと生胡椒がいいアクセントになっている『セロリの浅漬け』に、
![生岩ノリ](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/04/39012e1b68d3be0bea49e2c7a5c81447_64cb9c7c9924ced7de10ddb6e376db65-1024x768.jpg)
ちびちびと指でつまんで磯の香りを楽しめる『岩のり』、
![フルーツトマト](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/04/1ff80d97faac0d4417a7bc5e96e31072_f35743d871c610255a816b9c10ae342c-1024x768.jpg)
そして、その『岩のり』も添えられた、甘みのとても強い『フルーツトマト』を楽しんでいると、あっという間にハートランドの瓶も空になり、早々に日本酒をお願いさせていただくことにします。
![日本酒](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/04/9c269db3bfc79c72c33aacbf2be64440_aa49aedcb9b6d822d6cbea328fd13aee-1024x768.jpg)
【眠庵】さんでは、拘りの日本酒の品揃えもとても豊富で、どの銘柄をお願いさせて頂こうかと目移りしてしまいますが、今夜は静岡の静岡平喜酒造さんの【喜平】と磯自慢酒造さんの【磯自慢】をお願いしつつ、
![牛肉と大根のバーボン煮](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/04/01773689f5324b64f5bc90cd09f75fd0_e339b87a5b7a91c11aee8e4c376dc1be-1024x768.jpg)
最後の酒の肴にと追加でお願いさせていただいた、『牛肉と大根のバーボン煮』は、水とバーボンで4時間もじっくりと煮込まれているようで、ホロリとほどける牛肉が、日本酒にとても合い、ついつい杯が重なってしまいます。
美味い。
是非皆さんにもご賞味いただきたい、おススメの逸品です。
産地別の2種のお蕎麦の香りに酔いしれる
蕎麦前の時間を満喫させて頂いたそろそろの頃合いでと、最後にお蕎麦をお願いさせていただきます。
店主の柳澤さんは、毎年、北海道から沖縄まで蕎麦の産地をめぐられて、畑で蕎麦の実をかじり、これだ!というものだけを取り寄せられているとのことです。
![蕎麦の二種盛り](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/04/0c58e593ec61610d032f3cf8eeed9d4d_e491dae5d14087d64d4b657c226894e2-1024x768.jpg)
そうした蕎麦の実を、毎日、その晩に提供する分だけを蕎麦の実から石臼で挽き、夕方に手打ちされているとのお蕎麦を、折角なのでと二種盛りでお願いさせていただきました。
![蕎麦の二種盛り](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/04/e9677ba5396d103e038c06ec31d1d41a_a8ec65e21a43fc549cfa1a3be3460e51-1024x768.jpg)
本日は、栃木と五島の2種を十割蕎麦食べ比べします。
とても丁寧に切られたお蕎麦は、大変に瑞々しく、いずれのお蕎麦もつゆいらずで、一口そのまま、またはお塩を少し振りかけて手繰ると、鼻に抜ける強い蕎麦の香りを楽しめます。
大変に美味。
そのままでも日本酒に合わせてずっと手繰っていられるお蕎麦ですが、ときに少しおつゆにもつけて頂いていると、あっという間に手繰り終えてしまいました。
最後には、残りのつゆを蕎麦湯で割ってホッと一息ついて、お会計を済ませます。
【眠庵】という店名は、眠るようにゆっくりと過ごして欲しいという願いからとのことだそうで、店名の通り、あまりの居心地の良さにずっと居座ってしまいたいと思わせる空間が、神田の片隅の狭い路を進んだ先にあります。
ゆったりとした上品な蕎麦屋酒の時間と空間を楽しませて頂き、今夜も大変に上機嫌。
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昼総合点★★★☆☆ 3.8