
本日は温泉の街、新潟県の越後湯沢に来ています。
温泉を楽しんだ帰りに、折角新潟に来ているので美味しい「へぎそば」をいただきたいなと、『バナナマンのせっかくグルメ!!』でも竹内涼真さんと鈴木亮平さんがご紹介されていた、越後湯沢駅から徒歩3分ほどの、「へぎそば」の名店【中野屋】さんにお邪魔させていただきました。
「へぎそば」は 杉材や欅材で作られた長方形の箱に何人前かのお蕎麦を盛って出して頂くのですが、そのそばを盛る器の事を「へぎ」と呼び、その語源は、板を「剥ぐ」という単語から生まれたそうで、「へぐ」となまり続いて「へぎ」の名になったのでは?と言われているようですね。
さて、その「へぎそば」の名店として有名な【中野屋】さんですが、行列必須と聞いていたこともあり、11時の開店時間に先駆けて、10時頃にはお店までお伺いし、事前にウェイティングボードに名前を書いて待つことにします。
10時にお伺いした時にはすでにもう何十組の方がウェイティングボードに名前を残されておられました。
流石の人気店ですね。
お店の周辺を少しぶらぶらしながら時間をつぶし、開店時間に合わせてお店に戻ると、もの凄い人数のお客さんが開店を待たれていました。
私たちは何とか開店一巡目で暖簾をくぐらせて頂きましたが、早めに来てウェイティングボードに名前を書いておいて、本当によかったなと思います。
このブログを読んで、【中野屋】さんに行かれる方は、少し早めにお店に行かれることをお勧めします。
さて、約80席ほどの結構な大箱で、私たちは囲炉裏を囲む中央の席に案内していただきました。
これだけ待った事もあり、「へぎそば」だけ頂いて帰るのももったいないなと、本日もいつもの様に蕎麦前を楽しむことにします。

折角の新潟ですし、ビールは我慢して、一杯目から地酒を頂きたいなと、白滝酒造さんの【上善如水】の生酒をお願いします。
一口含むと、フレッシュな旨みが感じれ、これは杯が進んでしまいますね。
美味い。
お酒のお供には、

板わさに、

なめこおろし、

そして、さっくさくに揚げられた「山菜の天ぷら」を頂きながらお蕎麦屋さんでの一杯を楽しみつつ、 頃合いを見て、お待ちかねの「へぎそば」を二人前注文します。

ほどなく待っていると、へぎに一口大ずつに小分けに盛られた、淡い翠色を帯びたお蕎麦を出していただきました。

アップの写真からも伝わる通り、「へぎそば」の特徴として、つなぎに海藻のフノリが使われていることもあり、とても瑞々しく、少しぬめり感もあり、ツルツルとしたのど越しと強いコシを楽しめるお蕎麦です。
一口分ずつにまとめられて盛られているのは、以前当ブログでもご紹介させて頂いている、うずら屋さんで頂いた「戸隠そば」にも似ていますね。
はじめに出していただいた際には、結構なボリュームに食べきれるか少し心配になりましたが、一口分ずつ、あっさりとしたおつゆにたっぷりとつけて手繰っていると、つるつるとした喉越しが手繰りやすいこともあってか、気づいたらあっという間に完食してしまいました。
最後は蕎麦湯をいただき、ほっと一息ついてお会計を済ませお店を後にします。
外に出ると、流石の人気店、お昼時を少し過ぎた時間にも関わらず、まだまだ沢山のお客さんが列をなしていました。
重ね重ねですが、早めにお店に向かわれることをお勧めします。
初めての「へぎそば」体験でしたが、とっても美味しい郷土蕎麦を楽しませて頂き、また、温泉も満喫できたこともあり、本日もお昼間より大変に上機嫌。
昼総合点★★★☆☆ 3.5