![発芽そばゆきの外観](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/03/2.発芽蕎麦ゆき外観-1024x768.jpg)
本日は水道橋に来ています。
とある土曜日のお昼に、いつもの様に美味しい蕎麦屋酒を楽しみたいなと、都内では珍しい発芽蕎麦を出されている【発芽そばゆき】さんに、事前に予約をさせていただいたうえで、開店の11時にお邪魔させて頂きました。
お店へは、水道橋駅の東口から白山通りををまっすぐに7-8分程歩いていき、
![後楽園遊園地](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/03/1.後楽園遊園地-1024x768.jpg)
左手に東京ドームシティの観覧車とジェットコースターが見えてきたらその向かい側に、
![発芽そばゆきの看板](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/03/3.発芽蕎麦ゆき看板-768x1024.jpg)
発芽そばゆきさんの、赤色が目立つ手書きの看板が見えてきます。
看板にも書かれていますように、 【名代白木そば】さんを土曜日のお昼のみ間借りされての営業の為、ご訪問を予定される際にはご注意くださいね。
本日は生憎の空模様で気温もとても低い為、早々に店内へと入らせて頂きます。
![発芽そばゆきの店内の様子](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/03/14.発芽蕎麦ゆき店内の様子-1024x768.jpg)
店主のゆきさんに迎え入れて頂き、入り口に一番近いカウンターの端の席に案内頂きます。
狭い店内はすでに満席となっており、注文も料理の準備もゆきさんが一人で回されているため、大変にお忙しそうなので、まずは厨房近くの黒板に書かれた、
![発芽そばゆきの飲み物のメニュー](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/03/21.発芽蕎麦ゆきメニュー日本酒-768x1024.jpg)
惹かれる日本酒の銘柄が並ぶお酒のメニューと、
![発芽そばゆきの酒の肴のメニュー](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/03/20.発芽蕎麦ゆき一品メニュー-1024x680.jpg)
シンプルながらに酒の肴にとても合いそうな、一品料理のメニューを眺めながら、本日の蕎麦屋酒にと思いを巡らせます。
丁度となりのお客さんに料理を出されに来られたタイミングで、まずは生ビールとフグのオイル漬けをお願いさせて頂きました。
![サッポロ黒ラベルの生ビール](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/03/6.発芽蕎麦ゆきビール-1024x768.jpg)
キンキンに冷えたビールジョッキに注がれたサッポロ黒ラベルで喉をぐぐっと潤しつつ、
![発芽そばゆきのフグのオイル漬け](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/03/7.発芽蕎麦ゆきフグのオイル漬け-1024x768.jpg)
たっぷりのオリーブオイルに漬けられた「フグのオイル漬け」をちびちびと頂きます。
オリーブオイルにも旨味が染み出ていて、箸先で舐めるだけで、日本酒が進みそうな一品です。
お蕎麦屋さんで頂き、この一杯目のビールが堪らないですよね。
追加の酒の肴にと、メニューの中でひときわ気になった、普段あまり耳に聞き覚えがない、
![発芽そばゆきのばっけみそ](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/03/9.発芽蕎麦ゆきばっけ味噌-1024x768.jpg)
「ばっけみそ」を追加でお願いさせて頂きました。
ビールのジョッキも早々に空になったので、栃木の渡辺酒店さんの「たまか」をお願いし、お酒が届くまでの間に少し「ばっけみそ」について調べてみたところ、東北地方ではふきのとうのことをばっけと呼ぶようで、細かく刻まれたふきのとうと味噌を混ぜ合わせたお酒やご飯のお供のようですね。
ふきのとうのほろ苦さの中に、味噌の風味が効いていて、これまたお酒好きにはたまらない、酒の肴です。
そんな事を学んでいると、
![日本酒たまか](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/03/8.発芽蕎麦ゆき日本酒-1024x768.jpg)
可愛らしい片口とお猪口で「たまか」をだして頂きました。
ちびちびと「ばっけみそ」を摘まみながら、杯を傾けていると、
![発芽そばゆきの鶏ハム](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/03/9.発芽蕎麦ゆき鳥ハム-1024x768.jpg)
恐らく準備された分はお客さんの注文で終わったのだと思いますが、数の関係で少し余った自家製の「鶏ハム」をご好意で一口だけ出していただきました。
こうしたちょっとした心遣いがファンを生んでいて、お昼の11時という早い時間からも、こうして満席で繁盛されているのでしょうね。
「鶏ハム」はお箸で簡単にさけるくらいにとっても柔らく、小さくさいた分を口に運ぶと、鶏肉の旨味が凝縮されていて、これまた日本酒を誘う逸品です。
「たまか」がとてもクラシックな辛旨口の日本酒の為、濃い目の味の肴もきっと合うのだろうなと思っていたところに、
![発芽そばゆきのチーズ2種](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/03/10.発芽蕎麦ゆきチーズ-1024x767.jpg)
黒板には書かれていない「チーズのかえし漬け」も本日は用意があるとの事なので、ぜひにとお願いさせて頂きました。
左側が珍しい羊のチーズで、右側がカマンベールチーズです。
特に羊のチーズがまるでキャラメルの様な食感と甘みがあり、これは少しずつ齧りながら日本酒と合わせると堪らない酒の肴です。
![日本酒](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/03/11.発芽蕎麦ゆき日本酒-1024x768.jpg)
たまらず日本酒のお代わりをと、石川の白藤酒造店さんの「輪島物語」をグラスで頂きます。
一口舐めてみると、じゅわっと旨味と酸味が感じられる日本酒です。
![発芽そばゆきの牡蠣のオイル漬け](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/03/12.発芽蕎麦ゆき牡蠣のオイル漬け-1024x768.jpg)
ぷりぷりの牡蠣をオイルに漬けられた「牡蠣のオイル漬け」の磯の香りを日本酒で流しつつ、
![発芽そばゆきの一口サイズの桜エビ玉子やき](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/03/15.玉子焼き-1024x768.jpg)
桜えびの香ばしさがたまらない「桜えび玉子やき」を頂きながら、ゆったりと蕎麦屋酒の時間を満喫させて頂きます。
![日本酒](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/03/13.発芽蕎麦ゆき日本酒-1024x768.jpg)
いずれも酒の肴も、お酒好きの心をがしっと掴む一品ばかりで、日本酒もついつい進んでしまいます。
存分に蕎麦前を堪能させて頂き、最後に日本酒をもう一杯 だけ、「輪島物語」と同じく石川の白藤酒造店さんの「奥能登の白菊」をお願いしつつ、お蕎麦もお願いさせて頂きました。
![発芽そばゆきの発芽蕎麦](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/03/17.発芽蕎麦ゆき蕎麦上から-1024x711.jpg)
店名にもなっている「発芽蕎麦」ですが、蕎麦の実を水に浸して発育させて、その蕎麦の実を使って打ったお蕎麦との事です。
私も初めて頂くので、とてもわくわくします。
![発芽そばゆきの発芽蕎麦](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/03/16.発芽蕎麦ゆき発芽蕎麦-1024x768.jpg)
透き通ったような白いお蕎麦は、とても綺麗に打たれていて、見ているだけでもお蕎麦が香ってきそうです。
一口、シンプルにお塩を少しつけて頂いてみます。
独特のもちもちの歯ごたえと、ぬめりの中に、とっても香り高い蕎麦の風味が口いっぱいに広がり、甘みが後から追いかけてきます。
美味い。
![発芽そばゆきの発芽蕎麦](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/03/18.発芽蕎麦ゆきつゆにつけて-1024x768.jpg)
おつゆにも少しつけて頂いてみますと、おつゆがさらに蕎麦の甘みをさらに引き立てくれます。
のど越しを楽しむというよりも、しっかりと噛んで、蕎麦の香りをしっかりと楽しむお蕎麦ですね。
重ね重ねですが、本当に美味。
![発芽そばゆきの蕎麦湯](https://sobaya-de-jyokigen.com/wp-content/uploads/2020/03/19.発芽蕎麦ゆき蕎麦湯-1024x768.jpg)
あっという間に手繰り終えてしまい、最後は流石これだけのお蕎麦を茹でているだけあって、お蕎麦の旨味がとても溶け出している蕎麦湯でホッと一息ついて、お会計。
今月末で一旦は夏ごろの移転に向けて休憩期間に入ってしまうようですが、それまでに再訪をかなえたいなと思いますし、移転後のお店にも是非足しげく通わせて頂きたいと思います。
日本酒を誘う丁寧な一品料理や、日本酒の品揃え、そして大変に美味しい初体験の「発芽蕎麦」を頂け、とても充実した蕎麦屋酒の時間を過ごさせて頂き、本日もお昼間より大変に上機嫌。
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発芽そばゆき (そば(蕎麦) / 水道橋駅、後楽園駅、春日駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.9