本日は雑司が谷に来ています。
とある週末のお昼に、いつもの様に友人とお蕎麦屋さんで一杯やりたいなと、池袋駅から徒歩12分程にある蕎麦屋 和邑 さんに、お邪魔させていただきました。
最寄り駅は東京メトロ副都心線の雑司が谷駅ですが、西武池袋線やJRの池袋駅からも徒歩圏内です。
お店に着くと、開店したばかりの時間にも関わらず、既に3組が外で待たれていました。
私たちは前日に予約をしているため、順番待ちのみなさまを横目に、少し申し訳ないなぁと思いつつ、暖簾を先にくぐらせて頂きます。
店内はテーブル席と小上がりの座敷席の計12席ほどの広さで、とてもこじんまりとしていますが、ゆったりとした時間が流れていて、池袋の都会の喧騒を忘れて、とてもくつろいでの蕎麦屋酒を楽しめそうです。
小さなお蕎麦屋さんにも関わらず、ご親切に予約を承ってくれますので、予約をしてのご訪問をお勧めしますが、小さなお蕎麦屋さんですので、遅れる場合や、キャンセルの場合は早めのご連絡を一蕎麦屋酒ファンとしてお願いしたいと思います。
さて、私たちは 予約をしておいた、入り口より一番奥の2人がけのテーブル席に案内して頂き、着席も早々に、いつもの様に先ずはビールをお願いさせて頂きます。
エビスの生ビールです。
お通しの揚げ蕎麦をつまみに、ぐびっと一口ビールで喉を潤しつつ、飾らないシンプルな一品料理が並ぶメニューを眺め、本日のお酒のお供を吟味します。
まずはいつもの定番で、
小ぶりなへらに盛られた「焼きみそ」を頂きます。
ちびちびやるのに丁度いいサイズで、これは早めに日本酒の杯を迎えに行きたいところです。
勿論、定番の「板わさ」も忘れずに注文させて頂きます。
焼き蒲鉾を、焼き海苔と一緒に出していただけるのも嬉しいですね。
わさびをちょんとつけて摘まんでいると、ビールのグラスが早々に空いてしまったので、日本酒をお願いさせて頂きます。
【和邑】さんでは、日本酒の品揃えもとてもシンプルに、新潟の竹田酒造店さんの【かたふね】一銘柄のみ。
「辛口」のお酒が多い新潟では珍しい 、「甘口」なのにキレがある味わい深い日本酒は、「焼きみそ」をの甘みととてもよく合い、これはついつい杯が進んでしまいます。
蕎麦前をもう少し楽しませて頂こうと、
一口頂くとぷちんっと皮がはじける食感の中に鴨肉の凝縮された旨味が楽しめる「鴨ウィンナー」と、
見た目にインパクトのある「活き車海老鬼殻焼」も追加でお願いさせて頂きます。
これには日本酒が進まないわけもなく、【かねふく】のお代わりをお願いし、ゆったりとした蕎麦前の時間を満喫させて頂いたところで、そろそろお蕎麦をお願いします。
写真からもとても丁寧に打たれているお蕎麦であることが伝わりますでしょうか。
細目に綺麗に切りそろえられたお蕎麦を一口手繰ってみると、コシのしっかりとした、蕎麦の香りをとても楽しめる十割のお蕎麦です。
すっきりとした味わいのおつゆにつけて手繰ると、瑞々しさもあり、のど越しも楽しめます。
美味。
いくらでも手繰っていられる十割のお蕎麦に感動を覚え、是非ほかのお蕎麦も賞味にあずかりたいなと思い、折角なのでと三色盛りもあわせてお願いさせて頂くことに。
蕎麦の香りをより強く楽しむことができる、少し太めに打たれた「挽きぐるみ」に、
お蕎麦はここまで真っ白く透明感が出せるものなのだと感心を覚える、とても綺麗な「しらゆき」、
そして、一口頂くと独特な香ばしさが鼻を抜けていく、季節のお蕎麦の「けし切り」を頂きます。
どちらのお蕎麦も本当にとても美味しく、あっという間に手繰り終えてしまいました。
いやぁ美味。
本当はもう少し余韻に浸ってゆったりとしていたい気持ちがありましたが、後ろを振り返るとお店の外には美味しいお蕎麦を待つお客さんが列をなしていることもあり、最後に蕎麦湯でほっと一息ついて、ささっとお会計も済ませお店をあとにします。
女将さんもとっても親切で、ついついいつまでも長居したくなる、本当に居心地の良いお蕎麦屋さんでの美味しい蕎麦屋酒の時間を楽しませて頂き、本日もお昼間から上機嫌。
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そば処 和邑 （そば（蕎麦） / 雑司が谷駅（東京メトロ）、鬼子母神前駅、都電雑司ケ谷駅）
昼総合点★★★☆☆ 3.9
