本日は銀座に来ています。
平日のお昼の時間に、いつもの様にささっと美味しいお蕎麦を頂きたいなと、銀座駅から徒歩5分ほどの老舗【泰明庵】さんにお邪魔させて頂きました。
流石の老舗、歴史ある外観が、銀座の街に溶け込んでいてとても趣あるいい味を出していますね。
さて、お昼のピークの時間はずらして少し早めに来ていますが、近隣で働くビジネスマンの皆様の胃を満たし続けている【泰明庵】さん、とても人気店な事もあるので、待ちが出てしまわないうちにと、早々に暖簾をくぐり入店。
店内は一階と二階に分かれていて、私は一階のテーブル席に相席で通していただきます。
店内に入ると、まず目に飛び込んでくるのは、正面厨房の上の壁に張られた、溢れんばかりの豊富な短冊メニューです。
お蕎麦はもちろん、定食に、蕎麦前や飲み物など、溢れんばかりの短冊メニューには、シミや汚れがついていたり、黄ばみがかった古いものや新しいものや最近のものも混ざっていたりと、時代と歴史を感じられ、とてもいい雰囲気を醸し出しています。
お刺身まで揃えられていて、本当に幅広いメニューですよね。
きっと夕方ごろに来て、メニューを眺めながら友人たちとあれやこれやとメニューを選びながら一杯やれたら、きっと楽しいんだろうなぁ。
周りを見渡すと、この時期の名物、 せりの根も一緒にたっぷりと入った「せりカレー蕎麦」をみなさま頼まれています。
ただ、今日は少し気温も高めということもあり、温かいお蕎麦よりも、冷たいお蕎麦をささっと頂きたい気分だなと、私はもり蕎麦を注文することにします。
注文を厨房に通していただき、暫し待ちますが、待てど暮らせど私のもり蕎麦が中々出てきません。
確かにお店も混んでいるし、仕方はないかなと我慢し待ちますが、終いには相席させて頂いていたお客さんの後に来られて相席で座られたお客さんのカレー蕎麦が先に出されました。
これには流石の私も「あ、注文が抜けてしまっているな」と遅ばせながら気づき、女性の店員さんに尋ねたところ、「はっ!」とした顔をされ慌てて厨房に確認に行かれました。
大丈夫です。
今日は少し時間に余裕をもってお邪魔させて頂いていますし、とても混み合っている店内、こういう事もありますよね。
二度目の注文が厨房に通り少し待っていると、年季の入った角セイロに盛られたお蕎麦が到着です。
飾りっ気ないシンプルなお蕎麦ですが、辛目のつゆに軽くつけてズズッと手繰りますと、喉越しを楽しめます。
「うんうん、町の 老舗のお蕎麦屋さんの、 こういう飾らないお蕎麦も、これはこれで美味いんだよなぁ」などと一人思いながら手繰っていると、のど越しもいいこともあって、あっという間に完食です。
最後は蕎麦湯でホッと一息ついたところで、平日のお昼時な事もあり外で待つお客さんも多く、長居は無用とさっとお会計を済ませお店を後にします。
次回は夕方ごろにふらっとお邪魔して、溢れんばかりのメニューでの蕎麦屋酒を楽しみたいなと思いながら、老舗のお蕎麦に本日もお昼間から上機嫌。
関連ランキング:そば(蕎麦) | 銀座駅、日比谷駅、有楽町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5