
本日は上野に来ています。
とある週末に、いつものように美味しい蕎麦屋酒をお昼間から楽しみたいなと、上野駅から徒歩4分ほどの【上野藪そば】さんにお邪魔させていただきました。
上野の繁華街の中にありながら、老舗の歴史を感じさせるように、ひっそりと佇んでいます。
週末は通し営業ということもあり、歴史ある美味しいお蕎麦を求め、終日行列が出来ています。
本日、私たちはお昼過ぎごろにお伺いさせて頂いたところ、意外にも待ちは3組で、10分ほどで待っていると、暖簾をくぐることが出来ました。
一階席と二階席とあり、全部で80席ほどの広め店内になっています。
私たちは、たまたま空いていた、特等席とも呼べるのではと思われる、二階の小上がりの座敷に通していただきました。

老舗の風格溢れる店内を眺めつつ、メニューを眺めながら本日の蕎麦屋酒に思いを馳せます。
いつもでしたらすぐにビールを頼むところですが、実は本日はお目当てがあり、

「菊正宗」 の樽酒をシャーベット状にした、「菊正みぞれ酒」をお願いさせて頂きました。

片口に入れられて出して頂くみぞれ酒を、1合枡に注ぎ、塩を少し載せ、角打ちで啜ります。
美味い。
升では凍ったお酒が正直少し飲みにくくはあるのですが、キンキンに冷えたシャリシャリの呑み口がなんとも気持ちよく、杯が進む一杯です。
【上野藪そば】さんでの、蕎麦屋酒の際には、是非「菊正みぞれ酒」で、蕎麦屋酒を楽しまれてくださいね。
ちなみに、【上野藪そば】さんでは、日本酒は「菊正宗」or「菊正みぞれ酒」のみとの拘りです。

お通しには「蕎麦みそ」を出していただき、ちびりちびりとやりながら、お酒に合わせる一品料理の 追加を求めて、メニューを眺めます。

一品目は、いつもの様に鈴廣の上板蒲鉾が可愛く飾り切りされた「板わさ」に、

日本酒がとても進む、自家製の「いかの塩辛」、

お塩ででいただくと鴨肉の旨味が大変に美味な、岩手県産の歯応えと弾力がある合鴨に長葱が添えられた「あいやき」に、

他のお蕎麦屋さんではあまり見かけることは少ない、季節の一品の「穴子の柳川」を注文し、杯を傾けます。
柳川が出てくると、下町の、そして老舗のお蕎麦屋さんという雰囲気が一気に増して、たまらないですね。
美味しい蕎麦前とあまりの居心地の良さに、ついついと長居しそうになりましたが、そろそろお酒もいい具合に楽しませて頂いたので、最後にお蕎麦をお願いさせて頂きます。

綺麗にお盆に並べられ、せいろうと、「上野藪そば」の文字が目立つ蕎麦徳利と一緒に出して頂きます。

手打ちの、コシと喉越しがとても楽しめる二八の蕎麦を、 藪系の濃い目のおつゆに少しつけて手繰ります。
飾らない老舗のお蕎麦ですが、香りもしっかりと楽しめ、大変に美味。
あっと言う間に手繰り終え、最後は蕎麦湯でほっと一息ついて、お会計。
お店を後にすると、外にはまだまだ美味しいお蕎麦を求めるお客さんが列をなしていました。
流石の人気店ですね。
上野の喧噪のど真ん中にありながら、まったりとした蕎麦酒を、老舗のお蕎麦屋さんで楽しめて、本日もお昼間から大変に上機嫌。
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上野藪そば (そば(蕎麦) / 京成上野駅、上野御徒町駅、御徒町駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.7