本日は経堂に来ています。
とある週末のお昼に、いつもの様に美味しい蕎麦屋酒を求めて、経堂駅より徒歩5分程の【しらかめ】さんにお邪魔させていただきました。
お昼の時間ということもあり、少し外で待ちの時間がありましたが、ものの十分程で暖簾をくぐらせていただきました。
ご主人の笑顔に迎えられ、
目の前で料理が準備されるのを楽しく拝見させていただきながら、ゆったりと蕎麦屋酒を楽しませて頂けるオープンキッチンのカウンター席に案内して頂きました。
目の前に並ぶ器の数々や、
ところどころに飾られた、素敵な絵画を目に楽しみながら、
まずはいつもの様に、ハートランドの中瓶をグラスに注ぎ、ゴクリと一口のどを潤し、本日のお酒のお供をメニューを眺めます。
折角なので色々と味わわせていただきたく、先ずは『おつまみ三種』をお願いさせていただきました。
まず三種盛りの一品目として出していただいたのは、ちびりちびりと日本酒とやるに最適な、まるでクリームチーズの様な舌触りの『豆腐の味噌漬け』に、
二品目はもっちりとした食感が楽しめる『鯵のさつま揚げ』と、
火の通り具合が絶妙で、写真からも伝わる通りとても柔らかくて、ジューシーな『鴨ロース』を三品目で出していただきました。
特に『鴨ロース』は絶品で、是非【しらかめ】さんで蕎麦前を楽しまれる際には、ご注文して頂きたい一品です。
どれもお酒を誘う逸品で、早々にビールのボトルも空になったことなので、ここからは日本酒をお願いさせていただきます。
日本酒メニューの中から、まず初めの一杯目は、
佐賀の天吹酒造さんの『天吹 純米吟醸』を頂きつつ、先のおつまみ三種盛りだけでも十分に日本酒が進みますが、折角なのでと色々と酒の肴も色々とお願いさせていただきました。
これまたちびちびとやっていると、日本酒にとってもあい、杯を進めさせてくれる『まぐろの酒盗』に、
豆乳と蕎麦粉だけで固めたとの『豆乳そば豆腐』をお願いしました。
どれも本当に日本酒に合う一品一品な事もあり、日本酒のお代わりにと、奈良の油長酒造さんの【風の森 Alpha】をお願いします。
一口噛むと、先ほどの『鴨ロース』のしっとりとし食感とは打って変わって、しっかりとした鴨肉の弾力と、口いっぱいに広がるジューシーな旨味を楽しめる『鴨つくね揚げ』に、
調理に時間がかかるため、あらかじめの注文をお勧めされはじめに頼んでおいた、箸を入れるとお出汁があふれ出てくる『穴子の出汁巻き』も最後にいただきながら、
日本酒のお代わりを重ねながら、ゆったりとした蕎麦屋酒の時間を存分に楽しませて頂いたところで、最後にお蕎麦をお願いします。
十割手打ちのお蕎麦のメニューの中から、
本日は『鴨汁』をお願いさせて頂きました。
とても綺麗に盛られたお蕎麦は、
丁寧に切られており、コシもしっかりとした中に、豊かな蕎麦の香りを楽しめます。
蕎麦前の一品一品の料理もそうですが、ご主人が本当にこだわりを持ってお客さんに料理やお蕎麦を出していただいていることが伝わってきます。
鴨の旨味がたっぷりと出た鴨汁には、
肉厚でとってもジューシーな鴨肉に、鴨つくねまで入っています。
濃厚なお汁にお蕎麦をたっぷりと絡めて、一口手繰ると、鴨の出汁のしっかりと出た旨味がとても感じられて、大変に美味いしく、あっという間に完食。
最後に蕎麦湯でほっと一息ついていると、席についた時から一緒に談笑しながら、そばまえを楽しませていただいていた隣のお婆さまから、「一人では食べきれないから」とデザートのお豆腐のチーズケーキをおすそ分けもいただき、最後の最後まで本当に温かい気持ちで蕎麦屋酒を楽しませて頂きました。
店主の人柄もあって、他のお客さんとの距離も近く、本当にアットホームな雰囲気の中で頂く、美味しい蕎麦屋酒に本日もお昼間から大変に上機嫌。
昼総合点★★★☆☆ 3.9